セメント瓦屋根からガルバニウム鋼板屋根へ 180000円
セメント瓦屋根からガルバニウム鋼板屋根へ180000円
『大阪市・淀川区』にて『セメント瓦』から『ガルバニウム鋼板』に変更する葺き替え工事を施工致しました。こちらの記事ではその時の工事の手順をご紹介させて頂いております。よろしくお願い致します。
セメント瓦の現状
上記写真の『セメント瓦屋根』は数年前に塗装のメンテナンスを施しており『劣化した塗膜』が水流を止める堰となっておりました為に雨漏りを引き起こしておりました。
↑ こちらの写真の黒っぽく変色している箇所が雨水が入っても抜けれない箇所でございます。その理由に『屋根勾配が緩かった』事と屋根材内部の『埃』の堆積量も多かった事も雨水が『下地材木』にまで浸透してしまった原因の一つで御座います。
下地工事
↑ 先ずは『セメント瓦』を全て撤去致しまして続いて『アスファルトフェルト』も撤去し、清掃を繰り返します。この時代の防水紙(ルーフィング)は釘だらけになってしまう施工上では致し方ないのですが、ルーフィングが二次防水と呼べる役割を果たせる事は無く、また現在の防水紙の様な強度も保持しておりません。(アスファルトフェルト)の本来はモルタル壁を左官工事で仕上げる際の『ラス』と呼ぶ金網状の建材と下地材木の間に施工する建材でもあります。
↑ 『構造用合板』(0.9mm)を既存野地板の上から施設致します。屋根面の耐力は上がるものの通気性は下がりますが古い家屋ほど通気は別箇所で取れている場合が多く大きな通気性による弊害が発生する事は家屋構造が古い程発生し難くなっております。
ルーフィング(防水紙)張り
↑ 続きまして、新しい『アスファルトルーフィング』を施設致します。『ガルバニウム鋼板』を使用する屋根でのルーフィングの役目は『二次防水』といいますより『結露』によります『屋根下地材木』の腐食を防ぐ役割の方がより多く働いております。
ガルバニウム鋼板工事
その後、NISC『ガルバニウム鋼板』(0.35mm)を『晒し葺き』といいます横に並べる葺き方にて施工させて頂きました。
工事提案の理由
今回葺き替え工事を御提案した理由は下記の通りとなります。
①『セメント瓦』自体に大量の『シリコン』を塗布してあり再利用が難しかった事。
②元々のセメント瓦を再使用が可能な適合『屋根勾配』とでは無かった事。
※屋根勾配は2寸※この二点が致命的でございました。
③躯体年数も考慮しつつ、施工費用を出来るだけ抑えたかった事。
以上の3点となります。
ありがとうございました!
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