改札の靴

生活が苦しいときに

手を貸してくれました

それが

ぼくあての手紙でないのは

知っておりましたし

わかってはいましたが

やっぱり ありがとうございます。

あなたが たすけてくれたので

こうしてまた

文字をならべて ことばをつくれます

ぼくは 不器用で

あなたとの距離がわかりませんから

みえるものがきらいでしたけど

みえるものをたくさんくださいまして

ありがとうございます

宗教がきらいだと

仰られるので 虫歯のように

手も足もでませんでした

ぼくはただ うごけずにいる

だるまでした

手に触れて

塞いだ心

そっと開く

押し出されゆく

改札の靴

改札の靴

^^) _旦~~ それで共にされていたからだ。

ものすごい機能が備わっておりますからだ

綺麗にして頂いたようでなによりでございます

では私も綺麗に清々しく

致しましたのち

最期のご挨拶を明けの日にさせてください。

今はまだ負け気味ではございますが

必ず死が命に飲まれる瞬間を

共にさせて頂きたく存じます。