鬼首防水劣化による雨漏り
こちらの記事は鬼首防水の劣化が生み出す雨漏りについての考察記事となります。鬼首の防水箇所とはどんな箇所か?こちらが鬼首の写真となります。

こちらの隅棟鬼瓦の倒壊の理由は、
①漆喰のみによる鬼首の防水機能の劣化
②隅棟内部が濡れている事による隅木に止めつけている釘の腐食
③雪害によるもの
おおまかではありますがこの様な理由が原因として考えられます。
②の銅線と鉄釘の電蝕も無視する事は出来ません。
また葺き土の性質にも左右されると思われます。土質が強アルカリであったり強酸であったりする場合銅線がボロボロにされているケースを垣間見る事もしばしば御座います。

こちらの三つ組の鬼瓦(3つで一つの鬼瓦)も葺き土の土質に銅線が勝てずに落下してしまいました。鬼瓦の付く箇所の欠損が直ぐに部屋内部の雨漏りに直結する事は御座いませんが、屋根の構造材木が痛む事には変わりありません。
現在はステンレス線や被膜銅線を使用しておりますので再発を防ぐ事は可能で御座います。ご安心下さいませ。😊
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません