シリコンコーキングの寿命

はじめに

今回の記事ではシリコンコーキングの寿命に焦点を当ててみました。ありがとうございます。

先日に塗膜が劣化していまして縁切りの無い薄型化粧スレート屋根の雨漏りを修理させて頂いたのですがその際に流れ壁際の捨て谷のコーキングをまじまじと見たり触ったりしておりました。赤く印しました写真中心の箇所でございます。

こちらの箇所はスレート屋根の捨て谷といいます。
こちらの箇所はスレート屋根の捨て谷といいます。

この部分は28年経ちましたシリコンコーキングでしたが赤外線・紫外線の影響が少なく化粧スレートに守られて殆ど劣化しておりませんでした。ここから内部コーキングの耐久性は30年以上あると考察する事が出来ます。上記写真の赤線部シリコンコーキングと共に防水紙として使用されているアスファルトフェルトも健在でした。因みに今回の雨漏りの原因を書きに記します。

雨漏りの原因

今回の雨漏りの原因

1・水返しが無いのに捨て谷のハゼが立ち上がっていない(今の建材は2本あります)ほんの少しでも上げておけばよろしと考えます。

2・雨押さえが壁の大きさの割には小さいのですね。この場合に壁からの水も捨て谷頼りの排水となりますのでこちらの捨て谷にベスト釘の直打ちでは致命傷となる危険性もございます(コーキング無しも確認させて頂きました)

3・電気屋さんが捨て谷ハゼ直上に室外機の足をかぶせて更に悪化した可能性もあります。

4・後は塗装によります毛細管現象の発生です。(雨に加えまして霜溶け水でも逆流確認・軒から4枚目の箇所でした)

家のメンテナンスは色んな職人さん入り乱れての仕上がりとなりますが今回私が解らなかったのはベスト釘の直打ちでございました。捲ってみると色んな事が解ります。日々勉強と考えます。

ありがとうございました!!!