考察記事 今回の風害
爆弾低気圧到来に付き雑感を書かせて頂きました。その時の日記でございます。
本日は日曜日ですので作業は基本的に出来ません。今回風害にあった屋根の考察をしていまして爆弾低気圧とかいわれていますが・・・・全ての立地また、方角等吟味しておりました。先ず基本3階建てより平屋の方が風には強い事(当たり前かもしれません)建売より注文住宅の方が風には強いこと(こちらも当たり前かもしれません)コロニアルの屋根は主に棟包みの飛散が目立った事。特に西側からの風、陸棟・寄棟問わずですね。また、棟包み本体の施工強度より内部構造材(貫や、エコランバーやタフモック)の強度次第で強風時飛散する事も学ばせて頂きました。強風時には貫が躍るということですね。(こちらはビス止めで即解決)また樹脂製の貫は、6寸前後のコロニアル屋根には過剰施工かもしれないのは雨は這い上がれませんし横走りもで出来ないと考えた場合です。ですので従来の杉貫で充分ですがビス止めは必須(ピッチ900位でいいんじゃないでしょうか)内結露を抑える意味でルーフィングかませばベターですが樹脂製を使うなら必要性は感じず。纏めますと(内部構造材は、ビス止めが良いと言う事ですね)ただ、㎡800~1000円の手間で新築を請け負う場合にはただ一言無理です?? 無理なんです。
次に和型日本瓦こちらも西からの風害が目立ちましたが・・何れも乾式工法ではなく、昔の湿式工法による風害といいますか・・ そろそろ 屋根触ったほうがいいよと言う屋根が散見されました。軒鼻から4列ほど、和型の左部位がえぐられておりました。右は負圧の関係でセーフまたケラバ (屋根の端っこの部分)こちらも対応は至って簡単で補修の折、ピンポイントで強度を上げることも可能。たとえ昔ながらの湿式の屋根でもです。(風切り丸とは良く言ったもの)
次に板金屋根カバー工法雨漏りした弱い野地に傘の鉄生釘をそのまま地下打ちでは少々不安も残ります。しかしこちらも建物の高さに左右されますがせめてコンパネは無理だったとしても貫を這わしましてビスで止めつけますと今回の西風にも勝てたのではないかと考えられます。検証数が圧倒的に足りず少々乱暴な所もありますが現場から学べるものは都度学ばせて頂きたいを願います。
ありがとうございました
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